スルド・カイシャ・ヘピニキなどの大物楽器の演奏に欠かせないのがストラップです。
こういうやつ
もちろん他にも色んなタイプがありますがほとんど全てのストラップに言えるのが
「簡素」
こんな簡単な構造なら作れるんじゃん?
じゃあ作ろうか。
今回はパーツさえ揃えばすぐ作れるシンプルなものにします。組んであるだけなので壊れたらパーツごとに交換できるしバラして洗濯とかも楽勝です。
材料費を考えるとさほどお得ってわけでもないんですが、「自分で作ったものは自分で直せる」というところが非常に重要です。
【材料】
ナイロンベルト50mm 200cm
サイドリリースバックル 50mm
トリグライド
D環止め一体型D環
【工具】
ハサミ
ライター
作る前に一応材料の解説しときましょうか?耳慣れない部品名が並んでるし、何より作るの一瞬だし。
ナイロンベルト50mm
車のシートベルトみたいなやつです。細いと肩が痛いので50mm幅で。長さは200cmあれば大柄な方でも余裕です。小さい方なら170cmでも大丈夫なくらい。
もちろん厚地で硬いものの方が強度があります。市販品のコ●ポラとかもうぺっらぺらだよねー
サイドリリースバックル 50mm
今回、頭を通さなくてもワンタッチで外せるタイプにしようと思うのでこのタイプにしました。衣装とか着てると頭通すの面倒なんですよね。当然ベルトの幅に合わせて50mm。
トリグライド 50mm
耳慣れない名前ですがこういうやつです。バッグとかにくっついてるでしょ。
D環止め一体型D環
安全帯という高所作業してる人がつけてる命綱があるんですが、それのパーツの一種です。
カラビナ
楽器にパチっとと ひっかける部分です。あとで言いますが百均で十分です。
【準備】
ベルトは切った部分からほつれてくるのでライターでちょっと炙っておきます。すでにほつれている場合はほつれてる部分を切って炙ってください。すごく身体に悪そうな煙がでるので吸い込まないようにね。
【組み立て】
さあ組み立てます。作業時間の目安は3分くらい?
ベルトの1/3くらいの位置でD環にこう通して
前側のベルトをバックルのこっち側に通して
後ろのベルトを反転させてトリグライドとバックルにこう通して
はい完成!
カラビナは百均のアルミ製のやつで十分です。楽器によっては吊るしたときシャフトのネジ山部分にカラビナが当たるんですが、カラビナが丈夫なステンレス製とかだとネジ山の方が負けて潰れてしまいます。アルミだとシャフトに負けてくれるのでネジ山を潰す心配がありません。消耗品だと割り切って安いやつをこまめに換えましょう。
今回縫わずに作ってるのでバラしやすいです。汗かいて臭くなったりしたら全部バラしてベルトは洗濯機にポイ!
【まとめ】
今回作ったもの以外にも色んな構造や作り方があるので使いながら作りながら試行錯誤してみてください。両端にカラビナをつけるタイプが好きな方もいますね。
パーツも材質も種類がたくさんあるので探してみると楽しいです。