買えばいいのに

買えばいいものをつくるブログ

コールマン ツーバーナーに自転車のポンプで空気を入れる

 

近頃キャンプづいてます。

 

春先に舐め腐ってイワタニの普通のカセットコンロで行ったら明け方に5℃くらいになってなかなかお湯が沸かなかった(通常のカセットガスは5℃が下限らしいです。寒冷地仕様のカセットガスもありますがお値段も高め)経験から「厳冬期でも使えるガソリンバーナー欲っっっっしーー!!」と思ってたらヤフオクでお手頃価格で出てました。

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コールマン413Hパワーハウスツーバーナー。1930年代から微妙にモデルチェンジをしつつもずっと作り続けられている定番品です。

定番品だけあって修理のパーツも全然手に入るし、難しい構造でもないのでメンテもしやすいかと思って買いました。

近頃のキャンプギアの流行である軽量コンパクトの流れに逆行する無駄にでかい図体してるのでヤフオクあたりでは投げ売りされてますね。定期的にメンテさえしとけば数十年使える素敵なものなんですが。

 

413Hの燃料はホワイトガソリンです。緊急時には自動車などで使う普通のレギュラーガソリン(通称赤ガス)での使用も認められているらしいのですが、気化させるパーツにススが溜まりやすいなどメンテの手間が増えるみたいなので大人しくホワイトガソリン使っときます。

 

ガソリンバーナーは点火の前にポンピングという儀式が必要になってきます。ガスボンベと違って圧がかかってないのでそのままだとガソリンが送れませんからね。ガソリンタンクに燃料を入れたら密閉して空気を入れます。タンクにちっちゃい空気入れがついてるのでそれをシュコシュコして入れていきます。

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タンク内圧の理想は2〜2.5気圧くらい。入ってるガソリンの量にもよりますが大体100〜200回ポンピングする感じですかね。

このひと手間が贅沢な時間の流れを感じさせてくれ…るわけあるかボケ!!!面倒くせえんじゃ!!そもそも空気入れが小さいから1往復で入れられる空気の量が少ねえ!!

 

同じことを考えてる人は沢山いるらしくこんな改造をした燃料キャップも売られています。

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https://amzn.asia/d/2USocYr

補修用パーツとして売られている真鍮の燃料キャップに穴開けて自転車や自動車のタイヤで使われている米式バルブを取り付けたものですね。これを使えばランタンなどに空気を入れるのがとても楽になります。

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でもね…ツーバーナーは燃料キャップの位置が奥に偏ってて壁際ギリギリなんですよね…f:id:salvadori38:20220901120405j:image

この位置だとバルブ付きのキャップが入らない。というか空気入れの先が入らないんですよ。真上に付けてくれてたら楽だったんですけど。

 

で、さらにインターネッツの荒波をかき分けて航海を続けたところこんな商品を見つけました。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1061404789

タンク付属のポンプの穴から空気を入れようという手法ですね。洗濯バサミみたいなのはママチャリなどで一般的な英式バルブ用のクリップだと推測されます。

それをこの穴にくっつけて空気を吹き込むって戦法か。なるほど。

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確かにポンプは逆止弁ついてるし、タンク内圧よりポンプ内圧の方が高ければ空気は入っていきますからね。賢い。

 

あとはうっすら球面に近いポンプの頭と英式バルブクリップの隙間をどう埋めるかです。

 

英式バルブクリップは単品で手に入るので空気の出口周り(赤く囲ったとこ)がゴム製のものがあればそれで一発解決できそうなのですが世の中そうは上手くできていないものでして。

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樹脂製のものも金属製のものも出口周りにゴムがついているものはありませんでした。まあ本来の用途である自転車に空気を入れるためにそこにゴムつけてても意味ないので仕方ないですが。

 

じゃあポンプの方につけましょうか。

使うのはこれ。裏に粘着テープがついた滑り止めのゴムです。ポンプの頭と同じくらいの直径で厚さは2.5mmくらい?その辺は適当で大丈夫です。確か150円くらいだったかと。

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そのゴムの真ん中に文房具によくある穴あけパンチで穴を開けます。やや大きめなのでちょうどいいサイズの細めのポンチとか持ってればそれの方がいいかもしれません。

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それをポンプの頭にぺたっと。

はい出来上がり。楽勝。

 

あとは通常通りポンプのコックを開けてからポンプを接続して空気を入れていきます。

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空気入れは何でもいいんですがあまり荷物は増やしたくないので小型のハンドポンプを接続しました。このサイズのものでも15回くらいポンピングすれば使用可能な圧力まで上がります。大きめのポンプならもっと少なくて済むはず。

空気入れを持って行き忘れても通常のポンピング手順と同じく親指で押さえて入れられます。

 

ガソリンバーナーは使用中に燃料が減ってくると追加のポンピングが必要なのですが火がついてるそばでネジ止めもしてないタンクをガチャガチャやるのはちょっと不安です。空気入れを接続してタンクに直接触れなくても追加ポンピングができるのは安全面でもメリットがありますね。

 

ちなみに同じく滑り止めのゴムで、スポンジできてるやつも買って試してみたんですがイマイチでした。クリップの圧力が強すぎて負ける。

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スポンジじゃない中の詰まったゴムの方がおすすめです。

 

この手法は413Hだけではなくコールマン製品のシングルストーブやガソリンランタンなどにも使えるのでホワイトガソリンを使うギアの多い方は試してみて下さいな。

 

 

スルドスタンド製作

スルドは叩きながら歩くことを前提としているため、基本的にストラップで吊っています。

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とはいえ、この状態だと1人に1台という制約が生まれます。いや、無理すれば2台くらいは持てるんだけど叩きづらいし腰痛いし。

 

歩くことを前提としなければフロアタムのレッグを取り付けたタイプのスルドもあります。パゴーヂ等のライブでよく目にするやつですね。

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これアルミ胴のスルドなら後付けで加工できるので以前やってみたのですが意外と音が詰まるんですよ。ストラップで吊って叩くために胴が軽量化されているので、恐らくヘッドと逆位相で胴が振動している前提でサスティンが確保されているんでしょうね。ある程度自由振動できる状態にしてやるとサスティンが伸びます。多分初動が軽くて5mmくらい上下するクッションが有ればだいぶ改善できるはず。レッグの下に硬めのウレタンブロックを置けばOK。

 

まあとりあえずはそのスタンドでいいんですけどひとつ問題がありまして。

このフロアタムのレッグを取り付ける「ラグ」と呼ばれる部品。

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こいつが邪魔なんですよ。歩くと脛に当たるし、マトリョーシカみたいに重ねようとすると22インチの中に20インチが入らない。

 

18"、20"、22"のスルド3台並べて1人で叩きたい。という無茶なことを考えてまして、移動も考えるとマトリョーシカにできないのは致命的です。重ねられないと車移動しかなくなってお酒が飲めないの。

 

複数台持ち歩けるように楽器側への加工は最小限に、軽量で折り畳めるスタンドで、音が詰まらないようにクッション性があるもの…てなことを悶々と考えていたら僕の大好きなWicked Auraが日本に来た時、スルドの人が良さげなスタンドを使ってるのが見えまして。

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ちょっと見えづらいかな。構造としてはレジャー用の3本脚の折り畳み椅子みたいなやつです。調べてみるとちゃんと商品として存在してました。

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https://www.knockonwood.co.uk/portable-surdo-stand

これはいいですね。折り畳めば持ち運びも嵩張らないし。

 

で…これをイギリスから取り寄せるの…?ほぼ棒3本なのに…?

 

じゃあ…作っちまいましょうか!!!!

 

とりあえずうちに使えそうなパイプがありました。Φ19mmのガルバリウム鋼管です。ちょっと細い気がするけどなんとかなるっしょ。

これを800mmで切り揃えます。

床を傷付けないため、あと滑り止めのためにゴム脚を被せておきます。

 

あとはこの部品

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これ脚の開く角度にも影響するのでこの製品のキモになる部分なんですけど、とりあえずやってみないことにはノウハウも溜まらないのでやってみましょう。

 

10mm厚、Φ100mmのゴム板を買ってきました。

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均等に配置するため中心から半径25mmのラインに正三角形に穴を開けます。穴径は21mmにしました。

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スルっと入ってキュっと止まってくれたらいいな。

 

パイプを3本通して広げます

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お!いいじゃん!見た目はそれっぽい!と思ったけど荷重を掛けるとへちゃっと潰れます。
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大失敗!!

 

確かに、楽器自体は5〜10kgとはいえこの部品に荷重が集中しますからね。それなりに強度が必要なのはわかりました。

あと角度が全然狭い。身長にもよりますがスタンド高さは15〜20cmくらいで収めたいところです。

 

ということで線径4mm、内径80mmと90mmのステンレス丸リンクを買ってきました。

真ん中に通して広げると

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お!かっちり止まった!

 

内径80mmだと高さ20cm前後、内径90mmだと高さ15cm前後になりました。これもうほぼ完成ですね。荷重をかけても問題なさそうです。

 

このままでは楽器が滑るので滑り止めを付けます。内径19mmのスポンジゴムを買ってきました。250mm程度に切り揃えて押し込みます。

 

入れる前にパーツクリーナーをパイプとスポンジの内側に吹いとくとぬるっと入りますよ。自転車のハンドルのグリップを替える時みたいな感じ。パーツクリーナーは揮発性が高いのでしばらく置いとくと乾いて滑らなくなります。可燃性が高いしガソリンみたいな臭いがするので家の中ではやめときましょうね。

 

4セット作って一つは丸リンクのサイズを内径50mmにして高くし、浅胴用にしました。

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実際叩くとこんな感じ

https://twitter.com/san_salvadori2/status/1194690449023197184?s=21

振動でズレたり崩れたりはしませんでした。クッションとパイプ自体のしなりがあるので胴の振動を止めることもなくサスティンは伸びてくれてます。

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完成!

 

 

 

マレット+ショカづくり

今週末ライブなんすよー。

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サンバ打楽器が10人くらいいるいつものバンドじゃなく、ドラム1人とパーカス1人でリズムをまかなわなきゃいけないんです。

 

で、リハやって気づいたんですがスルドをがっつり叩いてる曲でどうしてもショカーリョが必要な部分があったんですね。

ショカーリョってこういうやつです。

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正式名称はショカーリョ・ヂ・プラチネイラ。

ショカーリョはポルトガル語でシェイカー。プラチネイラはいわゆるジングルです。(ちょっと形状が違うけど)

巨大そろばんにタンバリンのジングルをつけてジャカジャカ振る楽器です。振り方とかは違いますがモンキータンバリンみたいなもんです。

 

リハにモンキータンバリンは持って行ってたんですが、スルド叩きながらタンバリンて意外と難しいんですよねー。その場で出した結論がこんなのでした。

 

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スタジオにあったテープでマレットにくくりつける 笑

 

一応音としては解決した(?)んですが、重いし邪魔だし叩きにくいし、あまりにあんまりな見た目だし…

 

ということでバチとして叩けるタイプのタンバリンないかなー?ってネットの海をロングボードでゆったりとサーフィンしてたんですがなかなか見つからない。手や足につけるやつはあるんだけどなー。

 

すーてきなものが欲しいけど!あんまり売ってないから! 


JAM / THE YELLOW MONKEY

吉井和哉みたいに歌が歌えない僕は!何を思えばいいんだろう!なんて言えばいいんだろう!

 

 

もういい!!作る!!(半ギレ)

 

 

実際に作るにあたり参考になる既製品がないのでそれなりに考えないとめちゃくちゃなものができあがりそうです。ある程度ちゃんと設計しましょう。

 

まずは要件定義から。

 

1.邪魔にならない

2.極力軽くする

3.できるだけ音量を上げる

4.グリップ形状を変えない

 

1に関しては叩いた時にスルド側に当たらないものでなくてはいけません。とはいえジングルがスライドする隙間がないと音量が出せないので邪魔になりそうなものを片側にまとめて「ジングルが出てる側」と「叩く側」という風に分けようと思います。叩く面が決まってるマレットって不思議ですが要はカナヅチみたいなもんですわ。

 

2はスルドで叩いてない16分音符も振らなきゃいけませんからね。ヘッドの反発を使わずに往復運動しなきゃいけないので重いのは致命的です。タンバリン部分を極力シンプルで細身のフレームにすることで実現しようと思います。

 

3はジングルの大きさと数に比例するのでできるだけ大きいジングルを大量につけたいところですが、大きいものは1の条件にひっかかるので小さなジングルを2の条件にひっかからない程度にいっぱいつける形にしたいです。

 

4はまぁ努力目標です…

 

設計

では設計にうつります。

とはいえゼロから作るのは時間かかります。既製品を流用できるならそれを利用します。

 

ジングルはいろんなところに売ってます。楽器屋はもちろんですが近所のダイソーにもありました。

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いい感じの大きさです。直径36mm。多分ステンレス。

高いタンバリンについてる真鍮のジングルは素敵な音がしますがチャリーン♪てオシャレすぎてサンバっぽくないんですよ。安っぽくてジャカスカしてた方がそれっぽいです。今は軽いアルミが主流ですが昔はブリキとかガルバリウム鋼板のやつありましたねー。めっちゃくちゃ重かったけど。

 

フレーム部分を作ろうと思って我が愛しのジョイフル本田に行ったら素敵なものが。

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8mm間隔で貫通してない穴の空いた竹の6mm角棒。途中までの穴ってあけるの面倒なんでたすかる。カゴ細工の骨組み部分らしいです。たしかに鳥かごとか作れそう。

 

で、こんな感じの設計でいきます。

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え?わかんない?

 

 

制作

フレームにM3の寸切りボルトが通る3mmの穴と、ジングルの真ん中を通るステンレス線の入る穴もあけましょう。こちらは2mm。

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途中までの穴は深さを均一にするためにドリルビットの刃の部分にガイドとなるテープを巻いておきます。

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2段構えなので真ん中のフレームは穴が貫通してないといけません。既に等間隔であいてるので楽ですね。

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はい部品ができました。今回マレットにする材はいつものラミンではなくヒノキの18mmの丸棒です。体感でいつもの半分くらいの重さになります。

 

マレット自体はここを参考に適当に作っていただくとして、あとは単純にネジ止めです。

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はい出来上がり。なんだこれ笑

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名前なんにします?マレットショカ?ショカレット?なんかトイレみたいすね。

 

ということでこの新兵器を投入するライブが4/7にあります。

横浜を中心に活動中のmocidade vagabundaからの新スピンオフユニット "mocidade ghetto-blaster"です!

出番はトップバッター。きてねー♪

 

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今年もやりますカルナバル!!

BAOBAB8周年パーティー!

豪華メンツで歌い踊り乾杯しましょう!!

 

4/7(土)BAOBAB8周年パーティー

『CARNAVAL de BAOBAB』@WARP & cheeky


Open/Start 20:00~05:00  charge 前売り¥3200/door¥3700


Live;

Karamushi & Super Friends

BANDERAS

☆.A/NAOITO

mocidade vagabundo gettor-braster

ジャーゲ・ジョー

ワダマンボ&アンディ(from カセットコンロス)

BAQUEBA

STARS ON PAN

金 佑龍

KEN2-D Special

TheTchiky's Trio

モッチェ永井

PAPICO & U-Wee


and more!!!

 

DJ;

DJ JULICIO from Chile/L.A.

吉沢dynamite.jp

バンブー竹田

TOKYO SABROSO DJs

RONALDO crew

(宿口豪,AMEMIYA KSK,yasmar) 

ピーチ岩崎

Noolio

ドンタコス子

DADDY-U

馬場正道

Lonogbeach(Panorama)

tagood

Shochang


and more!!

 

FOOD;

COCOCi

呑めるタイ料理 ラコタ

.

.

前売りチケット販売店;

BAOBAB

0422-76-2430


WARP

0422-22-3414


bar cheeky

0422-22-8005


呑めるタイ料理 ラコタ

0422-27-5527

 

 

帯ベルトづくり

ここ10年くらいずっと柔道の帯をベルトにして使ってます。

 

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これはもうずいぶん古いやつ。黒帯で作ると手軽に有段者になれますね。

 

で、先日バンドのメンバーからカラー帯で作って欲しいと発注がありました。

カラー帯とは14歳未満の級分けのやつらしいです。(体育の授業でやっただけだからよく知らない

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で、発注を受けたのがオレンジとサックスブルー。夏に似合う素敵な色だと思う。緑は自分のです。

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まずは切ります。子供用とはいえ帯なので200cm以上あります。長めのを切って2つ作れないこともないですがロゴのタグがかっこいいので片方しか使いません。

 

腰回りの長さプラス35cmくらいが目安です。上着をオーバーサイズで着る人は長め、ジャストで着る人は短めにしとくと上着の裾からはみ出した帯がきれいに見えます。

 

中の芯を5mmくらいほじくり出して切ります。さらに縫ってある部分を5mmくらいほどいておきます。

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外布を中に折り込んで縫いあわせ。

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バックルにするリングを巻き込んで留めるんですが、ふかふかした芯まで縫うのも大変なので組みネジで留めてます。手縫いが得意な人は縫ってもいいと思います。

 

前回作った時は50mmの丸カンだったんですが、丸カンがお腹に当たるとひやっとするので今回40mmのDカンにしました。錆びないステンレスがおすすめです。

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組みネジは4mmのやつにしました。ふかふかの帯をぎゅっと押さえ込んで留める感じです。裏のナット側が回らないようにゴムっぽいのを敷いとくと楽です。消しゴムとかで充分です。

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はい出来上がりー。

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ストラップづくり(頑丈)

前回作ったストラップ、実は人に使ってもらうやつでして。実用上全く問題ないんですがあまりに簡素なんで申し訳なくなっちゃって作り直しました。

 

パーツは多少違いますが、昔作ったmvストラップと構造をほぼ同じにしてありますので、同じようなのが欲しい方は参考にしてみてください。

 

【材料】

ナイロンベルト 50mm

バックル(カムバックルっていうのかな?名前がわかんないや)

D環

組みネジ 4mm

 

【工具】

ハサミ

カッター

ライター

半田ごて

ドライバー

 

【準備】

前回と同じようにナイロンベルトの端をライターで炙ってほつれ止めをしといてください。

 

【組み立て】

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バックルに通した端を3つ折りにします。

組みネジは一番薄いので4mmからなんですが、このナイロンベルトは厚みが2mm以下なので2枚重ねじゃちょっと足りないんです。

 

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重ねたところに半田ごてで穴を開けます。溶かした穴はほつれないので丈夫です。

ポンチで穴を開けるとそこからほつれてくるんですよ。ほつれちゃうと組みネジもハトメも効かなくなっちゃう。コンポラのストラップとかそんな感じで壊れていきますよね。

 

半田ごて使ってますがこて先が溶けたナイロンでドロドロになります。既に半田ごてを持ってる人はこて先だけ一本買っといた方がいいかもしれません。僕はこれ用に半田ごて一本買いました。ダイソーで500円くらいだったと思います。時間がかかりますがアイスピックをライターで熱して突き通すやり方もあります。

 

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穴のまわりは溶けたナイロンが盛り上がってくるのでカッターで切り落とします。

 

 

組みネジはこんなやつです。

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 上下で組み合わせて締め込むネジですね。ネジ部分が飛び出さないので服にひっかかることもありません。

 

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バリを取ったら組みネジで止めます。ネジの受け側が滑ると回せないのでゴム板とか大きめの消しゴムとか敷いて締め込んで下さい 。

 

次はV字の折り返し部分です。

ここも3重にしたいので3角形のパーツを作ります。端を10cmくらい切ってパーツを作って下さい。ここも切り口はライターで炙ってほつれ止めしときましょうね。

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先ほどと同様に穴開け、バリ取り、ネジ止めします。

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 前回の部品を流用してるので「D環止め一体型D環」を使ってますが普通のD環で問題ありません。

 

 

バックルにベルトを通せば完成です。

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今さらながら3枚重ねの部分、間に布を入れる代わりに固めの革でも入れればよかったなーと思いました。まあ今後の参考にしましょう。

 

 

 

【おまけ】

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mvストラップのベルトはスキューバダイビングのウェイトベルトの素材を使っています。バックルも同じ。よく見ると「日本アクアラング」の文字が。

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これが鬼のように丈夫なんですわ。9年間使ってますがヘタれる気配もなし。バックルもステンレス製でサビないし。さすが海水中の使用が前提の部品ですな。

 

製品として売ってるものは200cmもないし(腰に巻くんだから当然か)なかなかベルト単体を切り売りしてる通販サイトがないんですがダイビング用品の実店舗に行くとあったりします。確か ベルトもバックルも|S.R.C. 新宿店|スポーツ用品専門店ヤマノスポーツグループオフィシャルWEBサイト で買いました(9年前の記憶)

 

 ベルトに白と紺のリボンを縫い付けてある以外はほぼ今回の工程と同じです。

ベルトの色もカラーバリエーションが何色かありますし、リボンも何十色もありますからね。チームカラーとか作るのも可能じゃないでしょうか。

ただし、ベルトがアホみたいに硬いので縫い付けは工業用ミシンがおすすめです。僕はこれで家庭用ミシンを一台壊しました。ほんとごめん母。

 

 

あー!言い忘れてましたが写真に写ってるのは右利き用ストラップです!

一般的に利き腕の肩にストラップがかかるように持ちます。左利きの人は左肩にかけるのでV字の折り返し部分も鏡面反転になります。穴を開けからでは遅いのでちゃんと肩にかけて確認してくださいね!

 

 

 

 

今思い出したんだけど、ナイロンベルトメーカーさんに「ベルトのカラーオーダーって可能ですか?」って聞いたら営業さんから「はい!染色できる色であれば全て可能です!3000mからのオーダーになります!」って元気な返事が返ってきたことがあります。1500人分作ってもな…。

 

 

 

ストラップづくり(シンプル)

スルド・カイシャ・ヘピニキなどの大物楽器の演奏に欠かせないのがストラップです。

 

こういうやつ

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もちろん他にも色んなタイプがありますがほとんど全てのストラップに言えるのが

 

「簡素」

 

こんな簡単な構造なら作れるんじゃん?

 

じゃあ作ろうか。

今回はパーツさえ揃えばすぐ作れるシンプルなものにします。組んであるだけなので壊れたらパーツごとに交換できるしバラして洗濯とかも楽勝です。

材料費を考えるとさほどお得ってわけでもないんですが、「自分で作ったものは自分で直せる」というところが非常に重要です。

 

【材料】

ナイロンベルト50mm 200cm

サイドリリースバックル 50mm

トリグライド

D環止め一体型D環

カラビナ

 

【工具】

ハサミ

ライター

 

作る前に一応材料の解説しときましょうか?耳慣れない部品名が並んでるし、何より作るの一瞬だし。

 

 

ナイロンベルト50mm

車のシートベルトみたいなやつです。細いと肩が痛いので50mm幅で。長さは200cmあれば大柄な方でも余裕です。小さい方なら170cmでも大丈夫なくらい。

もちろん厚地で硬いものの方が強度があります。市販品のコ●ポラとかもうぺっらぺらだよねー

 


サイドリリースバックル 50mm

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今回、頭を通さなくてもワンタッチで外せるタイプにしようと思うのでこのタイプにしました。衣装とか着てると頭通すの面倒なんですよね。当然ベルトの幅に合わせて50mm。


トリグライド 50mm

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耳慣れない名前ですがこういうやつです。バッグとかにくっついてるでしょ。


D環止め一体型D環

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安全帯という高所作業してる人がつけてる命綱があるんですが、それのパーツの一種です。

 

カラビナ

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楽器にパチっとと ひっかける部分です。あとで言いますが百均で十分です。

 

 

【準備】

ベルトは切った部分からほつれてくるのでライターでちょっと炙っておきます。すでにほつれている場合はほつれてる部分を切って炙ってください。すごく身体に悪そうな煙がでるので吸い込まないようにね。

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【組み立て】

さあ組み立てます。作業時間の目安は3分くらい?

ベルトの1/3くらいの位置でD環にこう通して

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前側のベルトをバックルのこっち側に通して

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後ろのベルトを反転させてトリグライドとバックルにこう通して

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はい完成!f:id:salvadori38:20170503001248j:image

 

カラビナは百均のアルミ製のやつで十分です。楽器によっては吊るしたときシャフトのネジ山部分にカラビナが当たるんですが、カラビナが丈夫なステンレス製とかだとネジ山の方が負けて潰れてしまいます。アルミだとシャフトに負けてくれるのでネジ山を潰す心配がありません。消耗品だと割り切って安いやつをこまめに換えましょう。

 

今回縫わずに作ってるのでバラしやすいです。汗かいて臭くなったりしたら全部バラしてベルトは洗濯機にポイ!

 

【まとめ】

今回作ったもの以外にも色んな構造や作り方があるので使いながら作りながら試行錯誤してみてください。両端にカラビナをつけるタイプが好きな方もいますね。

パーツも材質も種類がたくさんあるので探してみると楽しいです。

 

 

マレットづくり

マレットと一口にいっても色々あるんですが今回作るのはブラジル音楽(特にサンバ)のスルドで使うマレットです。

 

こういう人たちが持ってる

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 こんなんです

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これが買うと意外と高い。2000〜3000円とか。こんな棒っきれにフカフカが付いてるだけのやつが!

 

ということで自作しましょう。どうせたいした構造のものじゃないですし。

 

【作るもの】

【材料】

  • ラミン丸棒 Φ24mm L370mm
  • ウレタンフォーム 30mm厚
  • 綿の布
  • タオル
  • タコ糸
  • ビニールテープ

【工具】

  • ノコギリ
  • 紙やすり
  • カッター
  • ハサミ
  • 輪ゴム
  • 楊枝
  • 茶こし

 

…茶こし?

 

 

【切断】

まずは「棒っきれ」を用意します。

今回はラミンの丸棒を使います。ホームセンターで普通に売ってるので入手しやすいはずです。

直径は24mm。普通の手の大きさの方なら難なく握りこめる太さ。一般的な木製の市販品もこのあたりの太さが多い気がします。

長さは370mmにしました。ウレタンの頭をつけて380mmくらいになります。一般的なドラムスティックより短いですが太さもあるので振った時の重量感は結構あります。

 

自分の体力(握力)ではこのへんの長さがしっくりくるんですが、体力のある大柄な男性で大口径のスルドを叩くのあれば400mm近くでも対応できると思います。連打はキツいけど。逆に握力のない女性とかならば350mmくらいにするのもアリです。

ただ、体力に無理のないレベルで極力重いものを振った方が音量が稼げるのでそのへんは試行錯誤してみてください。自分に合った長さがわからないときはとりあえず長めに作っておいて、実際叩いて様子をみながらグリップ側を5mmずつくらい切り落としていくとかもいいかもしれません。気兼ねなく切り落とせるのも自作ならではの魅力ですな。

 

【面取り】

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設定した長さに切ったら切り口を面取りしておきます。握り込んだとき痛いし、ウレタンを巻きつける方もエッジが立ってると叩き続ける間にウレタンが切れていったりするので面取りしといた方がいいです。

仕上げは最後にやるのでそんなに神経質にならなくてOK。触った時に痛くない程度で大丈夫。

 

【ウレタンフォームの用意】

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棒っきれに巻きつけるフカフカの部分です。巻きこむのはウレタンフォーム。厚みは30mm。これを3枚重ねます。

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上から7cm11cm15cmの正方形です。

これをスミを切り落として8角形にしときます。(本当は丸がいいんですが面倒なんで)

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ウレタンフォームといっても硬さが色々あるのですが、今回使ったのは椅子の座面に使うウレタンフォームです。反発強めの黄色いやつ。洗車用のスポンジとかもこんなやつですね。

 

【下布の用意】

ウレタンをくるんで圧縮する布を準備しましょう。今回は圧縮する用の下布と表面の布で二重にします。下布はワイシャツ生地みたいな薄くて伸びない綿の布です。

表面はパイル地(タオル)にしようと思います。市販品でもパイル地が多い印象です。百均のタオルで十分ですがユザワヤとかに行くとストレッチ素材の片面パイル地が売ってるのでオススメです。買いに行くの面倒くさがりましたすいません。

 

二重構造にせず布一枚で作るのもできるっちゃできるんですが、パイル地でやろうとすると微妙に伸びるんですよねー。せっかくしっかり圧縮しても布が伸びるとふわふわになっちゃうので今回はやりません。

 

下布はどうせ見えなくなるので柄は問いません。ユザワヤとかで端切れがワゴンセールになってるので適当に選んで下さい。着古したお父さんのワイシャツとかもいいすね。

 

余裕をもって25cm四方くらいに切っておきます。小さいと引っ張るときにやりづらい。

 

マレットを複数人で作る場合にはあまり必要ないんですが、1人でやるとウレタンを握って押さえつけながら余ったウレタン切って布引っ張ってタコ糸を巻いてく、ってもう手が2本じゃ足りないんです。だから押さえつける役を茶こしに頑張ってもらいます。

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茶こしは底が半球体で深めのやつがいいです。直径58mm深さ50mmのを使ってます。この大きさが出来上がりの頭の大きさに直結します。

ちょうどいい茶こしがない場合は短く切ったパイプなどに押し込むのもアリです。

大きくすると柔らかすぎるし、固くしようとしてウレタン詰め込むと重いし。小さくしようとすると丸くならなかったりとこのサイズに辿り着くまでなかなか大変でした。

 

【組み立て】

さて。いざ。

下布を敷き、ウレタンをのせて中心を合わせます。中心がズレると丸くならないのでちょっと慎重に。

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中心に向かって垂直に棒を押し込みます。

 

押し込んだら下布をまとめて束ねます。シワが一箇所に固まるといびつになるのでなんとなく分散させて下さい。ここでは神経質にならなくてもざっくり分散できてれば大丈夫。

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さあ!万感の想いをこめて!茶こしを押し込みます!

 

押し込んだら手が離せます。パチパチパチパチ

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ウレタンが余って茶こしから飛び出てるとこを切りましょう。ほぼ垂直に切り落として下さい。カッターでゴリゴリやれば切れます。切り屑がいっぱいでるので新聞紙みたいなの敷いとくといいかも。

 

【美しく締め込むために】

切ったら布を引っ張って輪ゴムで留めます。輪ゴムは楊枝を引っ掛けとくと巻くときも外す時も楽ですよ。

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さ。ちょっと細かい作業になります。布に極力細かく均一なギャザーを寄せていきます。

指でちまちまつまんでちょっとずつシワを寄せて下さい。修正しながら2周くらいやってみると寄せ具合がわかると思いますよ。

 

【締め込み】

ギャザーを寄せ終わったら改めて布を引き、寄せたシワの上からタコ糸を巻きます。親の仇のようにギチギチに巻きましょう。糸が切れそうなくらいギチギチにね。

グリップ側から、布が浮いてる部分を締め込みながら巻き上げるとキッチリ巻けます。

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ウレタンの端まで来たらまた巻きながら下りていきます。巻き始めのとこまで来たら結びましょう。

 

もう茶こしと輪ゴムは外して大丈夫。テープは巻かなくても大丈夫なんですが糸くずが出るので貼っといただけです。

 

 【表布装着】

先ほどの締め込みとほぼ同じ手順です。ウレタンの圧縮は下布がやってくれてるのでさほど引っ張りません。ウレタンの端から2cmくらいの大きさにカットすればOK。

 

輪ゴムを巻いてギャザーを寄せ、グリップ側からタコ糸を巻きます。

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余分な布をカットしておしまい。

 

【仕上げ】

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ビニールテープを巻きます。引っ張りながら巻くとぴっちりしますね。

ビニールテープはカラーバリエーションが多いので表布とコーディネートしてみるのもいいと思います。今回はチームカラーの白黒紺にしました。

 

グリップエンドも仕上げましょう。面取りした部分を紙ヤスリで丸くします。グリップエンドにかなり近いところを握る方はあんまり半球体に近くなるまでやると滑るので、握って擦ってみて痛くない程度でいいと思います。

 

【Tips】

・初期マメ防止

使い始めのマレットはマメをつくりやすいんですが、これは木の表面の繊維が細かく毛羽立ってるのが原因です。これは紙ヤスリをかけても解決しません。しばらく使ってると手との摩擦でなくなっちゃうものなので我慢する方も多いでしょうがどうせなら最初から快適に使いたいですよね。

 

木の繊維と細胞壁の毛羽立ちは同じ木で磨けば綺麗になくなります。グリップ用の木を切った際に出た半端な棒などがあればそれで。なければ同じマレット同士で擦ります。

僕は端材を「磨き棒」としてとっておいてあります。

 

力を入れすぎると大きく凹んで、かえってマメを誘発するので適度に。押し付ける力より回数擦るイメージで。

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写真では見にくいですが擦った跡が少しツヤっぽくなれば毛羽立ちが取れてると考えて大丈夫です。

 

・滑り防止

びっちょり手汗をかくタイプなのでマレットがよく滑ります。

以前はテーピングを巻いたりテニスラケットのグリップ巻いたりロードバイクバーテープ巻いたりゴルフクラブのグリップをつけてみたりしたんですが滑らなすぎて逆にマメを作る要因になっちゃって、しょうがないからドラムグローブして叩いたらグローブの縫い目が原因でマメを作ったり「ドラムグローブは逃げ」とdisられたりと血まみれの試行錯誤を繰り返してました。

最終的にグリップにロウを塗る。という方法で落ち着いてます。パンデイロの皮ヘッドの滑り止めにも使うやつですね。仏壇にあるような普通のロウソクで大丈夫なんですがうちに蜜蝋があったのでそれを使いました。

ロウを擦って塗りつけ、さらに乾いた布ですり込みます。ハチミツのいい香りがします(女子力高い)

ロウをすり込むことで汗のや汚れが染み込みにくくなる効果もあります。使ってるうちに徐々にロウが落ちてきちゃうのでたまに同じ作業をしてあげてください。車のワックスみたいなもんですね。 

 

・重量の微調整

マレットを作ってみたけど軽すぎる!とか、長さはいいんだけどもうちょっと振った感が欲しい!というときはマレットヘッドの下あたりにウェイトを少し足しましょう。

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テニスラケットにつけるバランスウェイトや鉛のシートを切って巻きつけるだけです。鉛のシートは釣り道具屋で売ってます。

これ10gつけるだけでかなり重さを感じるはずです。振って確かめながら切り貼りしてみてください。

 

【まとめ】

マレットは自分の意図を楽器に伝えるインターフェースの部分です。体格や体力に合わないものを使うと意図したプレイができないばかりか最悪身体を壊します(腱鞘炎とかね)

試行錯誤をして自分のベストバランスをみつけて、快適なスルドライフをお過ごしください。